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2020-04-30

売上の2割、25億円の域内循環が地域の力に。島根のスーパーキヌヤ

ヨーロッパの「都市封鎖」という言葉を聞いたとき、まず思い浮かんだのは、食べ物は大丈夫なのだろうかということでした。今こそ考えたい地産率の話です。

島根のスーパー「キヌヤ」さんの地産地消への本気の取り組み。かっこよくて取材していてうるっときそうになりました。

青果売り場の、直売所のようなしくみは目新しくないかもしれませんが、加工品、日用品に至るまで、ローカルの企業と企業をつなぐ小売店兼地域商社の役割を果たしている。

地産化=>ナショナルブランドやプライベートブランドを地産品に置き換えるという逆転の発想で、地元の小規模の会社を相手に新商品を開発されてきたことが実を結び始めています。

ここから、店でもっとも売れるローカルブランドの牛乳や、地元の生産者だけでつくったワイン、圏外で外商できる商品なども生まれている。

今朝公開されたばかりの記事ですが、SNSでこう書いてくれた方がいました。

「自分がどこでお金を使い、その金がどこに流れるのか。そんなこと考えたこともなかった。地域にお金が巡るってことは、そこに住まう人の思いが巡るってことなんだね」

この気付きのために始めたような連載です。
地産率を上げていこうと思う企業が、少しでも増えたら嬉しい

連載「ローカルから始める、新しい経済の話」
売上の2割、25億円の域内循環が地域の力に。島根県のスーパー「キヌヤ」に学ぶ“地産率”の上げ方


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