2021-12-21
石見銀山「大森町住民憲章」の話
石見銀山が世界遺産になった際につくられた「大森町住民憲章」。
「このまちには暮らしがあります」に始まり、最後の一行は「一、おだやかさと賑わいを両立させます。」で終わる。この憲章が守ってきたものの大きさを改めて知りました。
約60年前に全町民が会員となってできた「大森町文化財保存会」。
その後、伝統的建造物群保存地区になり、世界遺産に。その歴史をまとめた資料に「60年前の先達の英断に感謝」とありました。ふりかえると、岐路がわかる。
石見銀山を訪れた日はちょうど雪でした。
数年ぶりの他郷阿部家。群言堂。阿部家はしつらえも素晴らしくて居心地もいい一方で、内省を促されるというか、居住まいを正すような気持になる場所でもあります。
以前訪れたときもそうだった。場、置いてあるモノに宿る力があって、目には見えないけど心にふれる感じ。遠い記憶が色々よみがえりました。
久々にお会いした登美さんの言葉は含蓄がありすべて見抜かれているような、日頃の暮らしを問われているような…(苦笑)
新しい動き「地域一体型経営」の話も聞かせていただきました。
これからの大森町がさらに気になります。
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