2018-06-03
消費者をパートナーに。「人と農・自然をつなぐ会」さんの紅茶
良い百姓は
良い作物を作る前に
良い土を作る
お茶を半分
百姓の心を半分
ご賞味ください
「人と農・自然をつなぐ会」さんの紅茶のパッケージに書いてある言葉で、もう何度も目にしているのに、届くたびに目がとまる。
名前からわかりづらいですが藤枝のお茶園。
品物とともに届く「息吹」のおたよりが毎回すごくよくて、楽しみにしている。凝ってるわけでもなく、ペラ1のレターですが、やわらかい言葉で、農作業のこと、何を最近しているかといった近況報告がされていて、無駄がなくて気持いい。
「人と農・自然をつなぐ会」は、年に数回お客さんを招いての茶摘みの体験や、食に関する勉強会を行っている。
お茶園の風景を一度見た人は「お茶を飲むとき必ずこの風景を思い出す」と話していた。
集まる人たちは、消費者というよりも会員に近い(会員制度を設けているわけではないけど)。毎年ここに訪れるのを楽しみにしている人、遠方から自分をリセットしたくて勉強会に参加する人。
そんな人たちの心を集める「場」づくりがされている。
もちろん、そこには、地元で採れたおいしい料理が伴う。
送られてくるレターも、そのお客さんと心を通わせる一つの手段。
今回は3年前まで除草剤が使われていた畑を譲り受け、その後の除草作業、草の変化、が細かく記してありました。
はじめはスギナやシダなど強い雑草が多いのが、次第にハコベやカラスノエンドウなどみずみずしい草に変わっていくという話。
最後には石牟道子さんの「苦海浄土」の一節。
私も再度読み返したくなりました。
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