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2018-02-03

青森の野鍛冶、中畑さんが来られてのイベント「使う漆、知る漆」@神楽坂

青森田子の野鍛冶、中畑さんが東京に来られたのです。
ひと月ほど前の話になりますが。前号のTURNSで紹介した方。
急遽、来られなくなった掻き子さんの代わりにjokogumoさん主催のイベント「使う漆、伝える漆」で話をされたのでした。

お客さんは全然違う仕事をしている都会の方々のはずですが、みなさん中畑さんの話に聞き入ってました。
きっとそれぞれ自分の仕事に重ねて聞ける要素がたくさんあったのではないかな、と思う。

仕事への向き合い方。自分に対する誠実さ。
田子は確かに遠い場所だけど、全国、海外からもいろんな人が道具をつくってほしくて訪ねてくる。
それは、もはや中畑さんしかつくることのできない道具がたくさんあるからでもあるし、このひとになら、の証でもある。
安いからと仕事を断ったことは一度もないと話されていた。今の歳になっても、つくるのが楽しくて仕方ないらしい。

鍛治仕事のまわりも、その材料をつくる人、道具をつくる人がいなくなるとすべてができなくなる。
生態系が崩れつつあるのだそう。これもとても取材して書きたいことのひとつです。

ヤストさんの肩の力の抜けた話ようや中畑さん、カメラマンの大さんとの関係も伝わってきて、jokogumoのりえさんのゆるりとした進行がとても心地よくて気持のいい会でした。

寒い日だったけど、何だかとても気持があたたかかくなりました。

TURNS、じっくり読んでくれている!のが嬉しい


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