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2020-02-05

北海道釧路へ。お店兼工房をシェアしているen shareplace

昨日より、北海道釧路に来ています。
最高気温がマイナス1度、最低気温がマイナス20度という寒さです。

今回は北海道庁さんのお仕事で、北海道を「暮らすように旅」して発信するというもの。私は釧路担当です。

昨日伺ったなかで、すごく面白かったのは、ものづくりの作家さんやパン屋さん6人で、お店兼工房のシェアをされているen shareplace(エンシェアプレイス)。
服やパン、布雑貨、ハーバリウムなど、各自の独立採算ながら一軒のお店としての世界観があり、 趣味の延長でなく皆さんの本気度もレベルも高く。

固定費をシェアできるだけでなく、それぞれのファンやお客さんがぐるぐるとめぐっていて。こういう場所が、各地にたくさんできているのだろうなぁと。

みんなで本屋さんを営む吉祥寺の「ブックマンション」さんの、布、雑貨、パン屋バージョンといった感じです。
こないだのB&Bのイベントで聞いた「これからの売り方・届け方」の話がまさに実践されていた感じでした。

もうひとつ興味深かったのは、釧路市の移住と結び付けない「長期滞在」のプログラム。
「北海道」というだけで人気があるように、釧路だからできることでは…とも一瞬思いますが、行政がお金を出すわけではなく、トラベル、宿泊などの民間さんをうまくつないで、1〜2ヶ月そこにじっくり滞在して、暮らすように旅できるプログラムは、ほかの地域でも生かせる面があるのでは…と思えました。

うちの両親のように体力のいる旅行は無理だけど日常に飽きている中高年層や、時間のある学生さん向けなど、十分可能性があるような。
かつて、宮城東鳴子の、大沼旅館さんでお話うかがった、湯治の考え方にすごく近いなと感じ。

何より、かねてより来たかったゲストハウスコケコッコーのことを書きたいのですが、次回の投稿に。

冬の釧路湿原

動物の足跡。キツネ?


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