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2023-05-26

[記事公開] 石見神楽の広がりに驚愕して。ニッポン継ぎ人巡礼第3回

いつもに増して難産でしたが、、石見神楽の記事が公開になりました。

島根の西部一帯には社中が今も140〜150あり、毎週のように神楽が見られます。いまの時代に、10〜20代の若者から年配者までを魅了し、発展し続けている伝統文化は、日本全国を見渡しても他にないのでは。舞い手にプロはおらず、本業は、水道屋さん、役場職員、畳屋の社長…などさまざまで、お金や名誉とは無縁なのに、みなが何かに取り憑かれたように夢中に追い求めている何かがある。

その「何か」を追いかけてこの記事ができた気がします。

書くのはすぐでしたが、取材にとにかく時間がかかりました。

着目したのは縦のつながりです。編集の東田さんからのフィードバックに気付かされ。

「若い者が真似したくなる大人がいて、でもその大人は自分の考えとか流儀、作法などを押しつけない。きちんとそれぞれが、相手を尊重しわきまえているからこそ、全体が上手く回るし、持続可能なものになる。技術を教え込まない、大人の型に嵌めないからこそ、若手の独自の解釈で変化しながら受け継がれていく。守る(ガチガチ)ではなく、流れながら(変わりながら)でも真髄が継承されるのは…非常に自然な感じ」

ここにヒントがあるのかもしれません。

ほかの伝統文化に参考になることもあるのでは、、とヒントを探っていった感じですが、なかなかこのような発展ぶりは計画してできるものではないなと今は思います。

長いですがお時間ある際に読んでいただけたら嬉しいです。

連載ニッポン継ぎ人巡礼 第3回「世代を超えて若者をも魅了する、石見神楽の世界」

温泉津舞子連中の皆さんには、多大なるご協力をいただきました。カメラマンの菊井さんにはすごくいい写真撮っていただき。神吉さんもいつもありがとうございます

(写真:菊井博史)


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