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2021-02-26

『広告』最新号で対談まとめ

流通がテーマの『広告』最新号。

楽しみにしていた装丁は、「段ボール」装でした。箱がそのまま本の表紙になります。

私は「思想ある小売店に見る一歩先の未来」というテーマで、前後の文章と「わざわざ」平田さんとドワネル築地さんの対談をまとめました。

「リアル店舗はメッカのように(いつか行きたいけど行けなくてもいい)象徴的な存在になっていく」って話や「卸はゴールをはっきり認識して行動する人が多いが、店舗は美大出身など、数字にならない、モノの曖昧な魅力やよさを感じ取ってくれる人がいい」という話など。ほか内容も、すごく濃いです。

錚々たる面々による、物流の歴史、物流空間の話、梱包の話、D2Cや中国ライブコマース、コンテンツ系流通、韓国ポップカルチャーの話、サーキュラーエコノミーと、流通の過去から最新事情にいたる考察が続く…今どき珍しい、ぎっしりの一冊。

個人的には神吉弘邦さんの「段ボールから考える、梱包のクリエイティビティ」がめちゃ面白かった。梱包の都合から野菜の規格品が生まれた話。段ボールの歴史に壮大なドラマありでした。


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