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2021-01-01

新年のごあいさつ

皆さま、あけましておめでとうございます。

昨年は取材や打合せの多くがオンラインになったおかげで、南阿蘇に長く滞在でき、生活面の色々を整えられた一方で、九州での取材も始めた一年でした。家はだいぶ整ったので、コロナが明けたら遊びに来てください。

今年はもう少しペース上げて書きたいと思っています。

大晦日にダイヤモンド・オンラインで連載が始まりました。1回目は都市部と地方がどう関わっていけるかのウォッチとしてHafHやワーケーションのことを。

そうした意味で最前線は面白いし、とても意味のある取り組みだと思うわけですが、先だって別府の取材で、ある作家さんが「ここに暮らして10年経ったので、ようやく別府を発信する側にまわってもいいかなと思っている」と発言されたのが、いたく心に残りました。

仕事では、地域活性や移住、働き方、暮らし方、商い、経済など、それぞれの範囲内で書かざるを得ないのですが、最近大事に思えるのは、そうした分野を越えてつながったところにある「地域文化」の文脈。過去からの積み重ね、風土や、横の地域との関係性の上でつくられてきたもの。

農業や林業、食、ものづくりも流通も地域づくりも全部つながっていて、その先に土地の風景を守ろうとか、地域文化を守ろうという志ある人たちは、それぞれのフィールドに立っていながら同じものを見ている。ことに改めて気付かされます。

じつはそれが一番、都会でも地方でも、これから先大事なことではないかと。

最前線も書きますが、それを中心軸に据えていけたらと思います。

今年もどうぞよろしくお願い致します。


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