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2017-12-01

まちづくりしたい人だけが参加するのはまちづくりとは言えない

牧之原市の、市民自治の記事が公開になりました。

まちづくりしたい人だけが参加するのはまちづくりとは言えない。「日本でもっとも市民自治の進む」といわれる静岡県牧之原市の新たな取組みとは?

2年前にも、牧之原の市民自治については記事にしたのですが、今回、さらに高校でも対話の授業を取り入れる取組みが始まったということで、新たに取材しました。

宮本常一の『忘れられた日本人』の冒頭に、昔の「寄りあい」についての話があって、村の決めごとをするのに、各家の代表が集まって、何日もかけて話し合い、みんなが言いたいことを納得するまで話し合ってようやく結論が出るという。いま各地で進んでいる「対話」による自治の方法は、案外、考え方としてはこれに近いのかもしれないとも思います。
2日も3日もかけて結論を出すってのは、忙しい現代では考えられないですが、牧之原市の加藤さんが言うように、「はじめはいやいや集まった人たちが、何か話しているうちに自分ごと化されていく」プロセスのデザインが必要なのではないかと感じます。

しかし、本当に、毎回、牧之原のファシリテーターやグラフィッカーの方々には頭が下がります。
今回の記事ではフォーカスできませんでしたが、原発のことも、賛否両方の人を集めて話し合いの場を設けたことなど、新たなチャレンジがどんどんされていて「話し合い」文化が発展している…!ことが感じられました。
高校生がすごいんです、大人顔負けです。

「日本でもっとも自治の進む」というタイトルは、北川先生の台詞からとっています。
取材からまただいぶ時間が経ってしまいましたが…よろしくお願いします


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