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2021-06-03

古い家のあたらしい同居人

へびが出た。

「屋根の上にいる」というので、てっきり2階の窓から見える屋根の上かと思ったら、なんと2階の天井の太い梁の上に鎮座している。
家の中じゃん…

築150年の家に暮らし始めてから、あらゆる虫に遭遇し、そのたびに自分でもどこから出るんだと思うような叫び声を発してきてだいぶ慣れてきたつもりだったけれど、ヘビはさすがに…ともには暮らせない。

だが、わが夫は平気な顔でいう。
「でもヘビは家の守り神らしいから」

いやいやいや

ヘビが居ると、これまで悩まされてきたイタチやネズミなどが寄り付かなくなるらしい。
普段は屋根裏でおとなしくしていて、人のいる場所に侵入してくることもないから問題ないという。むしろこのヘビは恥ずかしがり屋だともいう。

確かに、よく仕事の資料を紐解くなかで、へびは昔話や神話に数多く登場する。
家の守り神であることが多い。
居着いたへびが家から離れていく時は、その家が滅びる前兆だと聞いたこともある。

天井の梁は高くて容易には届かないし、
めんどうなので、しばらく共に暮らしてみることにした。

心はそわそわと、やはり落ち着かないのだけれど。

#古民家暮らし#家の守り神
#築150年の家に暮らすのは大変
#村暮らし


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