2021-10-01
見えない糸をつむぐ。京町家を訪れてのエッセイ
「見えない糸をつむぐ」
(京町家まちづくりファンド 助成実績紹介エッセイ vol.02)
エッセイの仕事をいただき、京都の西陣にある町家のことを書きました。
訪れたのは、織物の産地だった西陣エリア。京町家のなかでも、織屋建(おりやだて)と呼ばれる、織り機を土間に置くつくりの町家がたくさんあった場所です。
いまもこの織屋建に暮らし、「つづれ織」を織る女性と、ものごころついた頃から「カシャカッシャ…」という織機の音を聞いて育ったという元織屋で紋屋さんの話を元に書きました。
最近は、時の縦軸(過去〜未来)を意識して書くものが増えました。
今回少しやわらかく読めるものを‥と試行しましたが、やはり題材が大事だなと改めて感じる機会に。
今回『京町家まちづくりファンド』の方、ロフトワークスのディレクションの方々とのやり取りが気持よかった。すごく細かく段取りしてくださって、フィードバックも丁寧で。
京都へ出向いたのは少し前になりますが、台風の日で、新幹線が途中何度も止まりひやひやしました。
現地の方々とゆっくり食事…などできるわけもなく。マスクでの対面と悲しいとんぼ帰りでした。
いつかリベンジしたい。
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