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2025-03-15

屋久島「KaleidoForest」のコンセプトブック完成

昨年、屋久島の杉下真絹子さんの会社カレイドフォレストのコンセプトづくりを担当させていただきました。Ecological Memeの小林ヤスさんのチームと共に。

真絹子さんの言葉をスピリチャルに寄らず、どう一般の人たちにわかるように橋渡ししていくか。言葉のブラッシュアップを重ねてコピーに落とし込むなかでも学んだことは多かったのですが、何より体で経験して得た感覚が大きかったです。

真絹子さんのガイドで夏の湿度の高い屋久島の森に入って、自然と自分の境界線が溶けていく感覚を味わったり、冷たい川を全身使って進み解放される感覚を得たり。自分たちでアウトドアする時とはまったく違った感覚で、とても贅沢な時間でした。お二人と言葉のブラッシュアップを重ねられたのは、すごく貴重な経験だったのだなと今さらありがたい気持になってます。

また今年になって、『リジェネラティブリーダーシップ』の本が届きました。お二人が翻訳に関わられている本。読み始めてみると、あの仕事を通していかに貴重な体験をさせていただいたのか、よりわかってきました。この本にある「生命とつながり直す」「分断分離からの再統合」といった言葉は、昨年の体感がなければ、今ほど実感をもって読めなかったのではないかと思います。一見、スピリチャルにも捉えられがちな世界ですが、自然の法則にのっとった生命システムの話で、それを企業や組織運営などのリーダーシップ論にいかせるよう発展させたもの、と私は認識しています(正しい説明かわかりませんが)。ほかの地場企業のコンセプトづくりをする上でも、より大事になっていく考え方な気がしています。

コンセプトブックのデザインはChihiro Sato

Yasuhiro Kobayashi

杉下 真絹子


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