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2021-02-15

安芸高田市で「暮らしの美術館」取材

この週末は、広島県安芸高田の暮らしの達人をめぐる場に呼んでいただき、濃い時間を過ごしました。

皆さんの暮らしを「暮らしの美術館」と見立てて訪れるツアーにしようという、過程での取材。

お寺を開かれた町の場として活かしたいと、仏教の新たな可能性を話された龍源山安楽寺の20代目。広島市内より移住してきて、庭や木工、食など手作りの暮らしをおくられる元建築士のご夫婦と娘さん。

西洋野菜を美味しい料理にしてふるまってくださったクリエイティブな農家夫妻。羊毛から糸を紡ぎ、編み、小屋を建て…というたくましくて楽しい60代女性。

陶芸家でありながら、田畑の仕事に勤しみ暮らしに時間を割いてこそ充足感があると話された女性。かつてはお金持ちがやってたような暮らしを、みなお金をかけず、時間と手間をかけて自然体で楽しんでいる。

端っこからどんどん価値が逆転してるんだなぁと。

もう一つ、その暮らしに宿る「時間」の尺度。今回なんども、原点回帰や「立ち返る」という言葉を聞きました。「何が変わって、何は変わらないほうがよかったか」がずっと個人的なテーマとしてあるのですが、「昔生かされていた形にあえて戻す」「昔の役割をもう一度」「人の暮らした痕跡が今の暮らしの充足感につながる」みたいなことがたくさんあるなと。

抽象的でわかりにくいかもしれませんが、この後個々の記事で形にしていきたいと思います。

お邪魔した先の皆さま、同行させていただいた中村さん、スタッフの皆さま、ありがとうございました。

またまた泊めていただいた沖田さん、さやかさん、お世話になりました!

「暮らしの美術館」実現しますように。


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