toggle
2021-03-23

いま考えたい、タネのこと。

来月4月より施行になる「種苗法」改正を前に、大分県の野矢という集落で「たねの里」の活動をされている日野さん夫婦のことを書きました。

日野さんたちの活動は、毎回その骨太さと行動力には頭が下がる思いで、昨年秋に行われた「在来野菜の食事会」がとても素敵で、それをメインに紹介する記事にしようと思っていたのですが。

今の「タネをめぐる状況」を俯瞰して書いてほしいとの編集部のオーダーがあり。想像はしていましたが、タネをめぐる状況は種苗法のみならず、2018年の「種子法の廃止」もあって、本当に複雑で。賛否両論さまざまな意見があるので、読んだ本も久々に息切れする数になり。それでも中立的な学者の方々の本と、農文協の素晴らしいブックレットを基本軸に参考にしていくと、タネを「命の源」でなく「商品」としてみようという大きな流れが見えてきます。

途中、ちょっと面倒なパートもありますが、これでもかと、できるだけシンプルに書いたつもりです。

種子法廃止、種苗法改正によって、今世の中が向かっている方向をざっくりとでも知りたい方はぜひ、ご一読ください。

私がゴボウの種を初めて見たのは、日野さんの畑でした。


関連記事