徳島県上勝町「北極星のような道標でありたい。世界から人の集まる町へ」

徳島で取材した3件がsquareさんのメディアで記事になりました。
移住のいい面ばかりにフォーカスすることに辟易していたところもあったけど、一人ひとりから話を聞くと、やっぱりこうした場所で商いを頑張っている人たちからは、すごいポテンシャルや力強さを感じます。

それぞれ、いい話ばかりでなく、山間地という立地の難しさの中でどうやって続けてこられたのか…をわかるように書いたつもり。

「ただ自分の好きなデザインをつくっていたらここまで続けられなかったかもしれない」という神山の靴屋リヒトリヒトの金澤さんは、足に不自由をもつ人の靴「整形靴」の技術をもつ方。

それとは知らずに出会ったカフェポールスターの東輝実さんは、世界的に有名な上勝のゼロ・ウェイスト活動の道筋をつけた、東ひとみさんの娘さんでした。
「上勝はいずれ世界中から人が集まる町になる」って亡お母さんの言葉もしびれたけど、輝実さんの「ここはただのカフェじゃなかったはずだ」と原点に立ち返った時の話、上勝百年会議など新たな発信を始めているって話に心が動き。

話は違うけど、先だってのダボス会議で日本から唯一共同議長として招待されたのがこの「NPOゼロ・ウェイストアカデミー」理事長の坂野さん。スピーチでのセリフ「Every global leaders here, needs to be localized」が印象的でした。

イタリア料理店「ペルトナーレ」の表原さんは、アル・ケッチャーノの奥田さんの元で修行し、上勝で独立された方。料理の型に食材を当てはめるのではなく、食材ありきで料理を考える…という本質的な地産地消を追求し続けて、また新たな展開を考えられている。インタビュー半ばから話が加速度的に面白くなって、前のめりで聞きました。

地方の可能性を感じられる話ばかりでした。
写真は香川の藤岡優さん。
取材でお世話になった方々、ありがとうございました。

北極星のような道標でありたい。世界中から人の集まる町へ—cafe polestar

呼吸をするように土地の食材を使う、本来の地産地消を求めて—Restrante Pertornare

こちらは、神山町「リヒトリヒト」さんの記事
人口5,000人の町で、靴屋になるということ—LICHT　LICHT KAMIYAMA

（サムネール写真：藤岡優）