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2023-04-08

[寄稿] 雑誌『広告』で「地域文化の継承」について書きました

雑誌『広告』が届きました。

辞書並みの厚さ…!しかも真っ赤。「文化」の特集号で今回、私がいただいたお題は「地域文化の継承」でした。

超絶広いと思いましたが、これまでの号を貫く「いいものをつくるとは、何か?」の問いにそって、3地域のものづくりを取り上げています。

昔の農家の副業だったわら細工を、専業にした宮崎県日之影の「たくぼ」甲斐陽一郎さん。「もはや産地の名前はいらないかもしれない」と衝撃発言をされた有田のJICON、今村さん(私は長崎生まれで有田にはよく出かけていたので、ショックだったのです)。

それでも同時に、デザイナーの大治さんと、有田のルーツにたちかえろうとした話を興味深く伺いました。

最後に、徳島、阿波藍の産地。

西村佳哲さんにいただいたご縁でしたが、今回は染師や藍師のベテラン勢をはじめ、Watanabe’sの渡邊さんなどの革新者、その手前でたくさん話を聞かせてくださった有内先生や東尾さん。藍染研究会の方々…などさらに多くの方に話を伺って、まとめています。ジャパンブルーの産地、の現状を聞いたままリアルに書いてますので、ぜひ興味ある方は読んでみてください。

今号が小野編集長の最後の号ってことで、一緒に産地巡りをして、驚くほどクリエイターの側に立ってくれる方だなと感じました。

『広告』はジャニーズ問題で話題になりましたが、「ああ、ニュースってのはこうやって嘘で塗り固められていくんだな」というのを、目の当たりにしました。これを最後に編集長は終わり、ということはつくる前から決まっていたのに、あたかもこの問題で編集長を首になったかのような書かれよう。一体どんな人たちがこの記事を書いているのだろう。こたつ記者でも、調べればわかるのに。メディアが信用されないのも最もだなと思ってしまいました。

それはさておき。中身は濃いです。全35記事、1100ページ。まだ全部読めていませんが、杉本恭子さんや塩谷舞さん、神吉弘邦さんなど見知った方々の記事も。

本屋で真っ赤なグラデーションの本を見かけたら手に取ってみてください。辞書くらい厚いですが、文字は大きめで、読みやすいです

雑誌『広告』(博報堂) note  公式


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