toggle
2018-12-15

岐阜県郡上市の石徹白。古くても時間を重ねた野良着は美しい

岐阜県郡上市の石徹白へ野良着の取材で伺いました。
写真のはっぴを見ていただくと、絞りの藍染の、藍の入っていない白い箇所だけ虫に喰われているのです。防虫とか殺菌など、藍染に機能的な意味があったことの証。刺し子も防寒や布の強化など。何より、昔から石徹白地区の女性たちのおしゃれだったことに驚きました。

田植えに合わせて、毎年必ず野良着を新調していたのだそう。タスキを大きく蝶々結びにするのが女の甲斐性だったのだとか。ほかの地域ではボロを長く着るための工夫などの話が多いと思うけど、他にはなかなかない、白山信仰による特殊な場所なのだと知りました。
最近はもんぺなどをファッションとして着るのが流行っていますが、野良着のことを調べていると、もんぺは比較的新しい戦争中に流行った衣服とわかる。石徹白のたつけはまた別。
ただ、もんぺにも色々地域によって種類があるのですね

詳しくは、『TURNS』の4月号にて。


関連記事