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2024-07-15

和ガラス、江戸硝子の廣田硝子。言葉の仕事

老舗ガラスメーカー廣田硝子さんの言葉の仕事。

廣田硝子さんでは近年「すみだ和ガラス館」を始められていて、明治〜昭和初期のガラス製品を見られます。

産業として成り立ってきたものは、
製作工場が閉鎖してしまうと、
金型も資料として残されないまま廃棄されたり、
モノの記録も残る可能性が少なくて、
大正〜昭和の品は記録がなかなか残っていないのだそう。
記録を残していくことの大切さを感じます。

かつて、駄菓子やお煎餅が入っていた大きなガラスの「地球瓶」。

柳宗理デザインの復刻グラスを出されていることもあって、
柳宗理事務所、柳工業デザイン研究会の方との対談取材。
久々に「柳宗理 エッセイ」を読み返しました。

「機械製品をよくしなければ、我々の将来は救われない」
「機械製品でも、クラフトマンシップさえ持てば、こんなに素晴らしいのが出来る」

事務所の方の遣われる言葉も一切違わず
背筋が伸びました。

関東大震災の後、多くの製造業や問屋が集団移転した先が、いまの墨田区(かつての本所)で、
行政もものづくりの自営業者と共に歩んできていて、絶え間ない施策が功を成してきてることがよくわかります。

産業→文化
文化→産業

このいずれもが巡っていることの大事さ

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