2018-07-04
70〜90代の聞き書き。大分の野矢地区へ。
大分の野矢地区へ、聞き書きの取材で行ってきました。
野矢は、大分の湯布院から15分ほどの場所。人口400人ほどの小さな集落です。今回は70代、80代、90代の魅力的なおばあちゃん方に話を聞かせてもらいに。
昔の開墾時代の話から今に続くタネ採りの話まで、それぞれが昭和初期からの長い壮絶な物語で、何時間も没入して聞いていたためとてつもなく長い映画を観たかのようで、しばらくは頭が呆然としてしまいました。
若い人から見たら同じ年配者かもしれないけれど、70代と90代では見てきたものがだいぶ違っていて、どれほど変化の大きな時代を生きてきたのかがよくわかります。
一緒に野矢の聞書き冊子を作ろうと言ってくれた自然栽培農家の日野さん夫婦は、今もすべてのタネを自家採種している農家さんで、結果的に地元のおばあちゃんたちが当たり前にしてきたタネ採りを受け継いでいくことにもつながっている。
この地域を、前々の世代から行われてきたタネ採りをもとに「タネの里」と名付けただけで、地域がぐっと魅力的に見えてきます。
Noya Villageでは、今年からNoya Supportersの活動も始めていて、福岡などの都市部から10人が参加。移住検討者も出始めているそう。素晴らしい
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