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2022-11-16

[記事公開] “まち医者”のようなデザイナーでありたい

長崎県の五島で「草草社」という名でデザインの仕事をされている有川 智子 さんの記事が公開になりました。

2年前にお会いしてすぐにも記事にしたいと思ったものの、コロナでなかなかリアル取材が実現せず。先々月やっと伺えて改めてお話聞くと、ほんとにいい仕事の仕方をされてるなぁと。ポップの一文字変えてほしいと頼みにこられるおじいちゃんの依頼にも丁寧に対応されながら、ここまで。五島の「まち医者のようなデザイナー」さんです。

以前、四万十のデザイナー迫田さんが、「パン屋や八百屋と同じようにデザイナーも日常にいたほうがいい」って話をされてましたが、それがここでは実現している感覚を覚えました。新しく宿も始められて、これがまたすごく素敵でした。五島のゆったりした時間を感じるには最適で、行かれる際にはおすすめ。https://nawo.jp/

子どもたちの居場所である学童や、外の人と地域の人が入り混じるソトノマも歩いてすぐで、有川さんの暮らしが縦横に育っていってる感じを受けました。ソトノマや学童をやってらっしゃる桑田さんが始めた「hotel sou」は、今回の記事では紹介できなかったのですが、谷尻誠さんが設計されたというのでメディアで話題です。こちらはまた雰囲気の全く違う、エッジのあるホテルhttps://www.hotelsou.com/

いろんな取材をしたり書いたりしていると、自分にひっかかるアンテナが微妙に変化していることに気付きます。暮らしを育てていく、といった暮らし方が私は場をもらったにもかかわらず、まだまだだなぁと反省しきり。でもやっぱり各地の現場を見たい気持ちが今は抑えられないので、もうしばらくは。

(写真:松本治樹)

https://suumo.jp/journal/2022/11/04/191241/


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