toggle
2019-11-02

地区別戦略で、地域自治の進むまち。島根県邑南町へ

10月末より島根県の邑南町 。
昨年春に来て以来ですが、今回は12地区のうち数地区を細かくめぐる取材。
自治の面が進んでいる町で、感心の連続でした

役場の人ではなく、地元の方から主体的に地域のプレゼンを受けたのは初めて。
この地区には、どこにどれくらい空き家があって、単身世帯、介護世帯がどれくらいあって…といった把握、何人新たに人が入れば地区の持続可能…といったことまで目標数値をもっている。写真のパワポ画面は錢宝地区のもの。


自分たちで法人を立ち上げてデマンドバスや配食サービスを始める地区もあり、若い層が横につながって自然発生的に大きな動きになっている地区もあり。
全地域がそうではないし、一部の人たちだけで話が進んでいる地域もあるとのことでしたが、他の市町村に比べて町内の全12地域のレベルが高いと別の場で聞いていました。

外から若い人たちが続々と入って目立って…といった感じではないので、一見地味で、雑誌などのメディアではなかなか取り上げられないけれど、こういう活動あってこそ、若い層が増えているのではと実感し。
子育て施策も実績をあげており、実際に、若い人たちもかなり戻ってきている。

日貫地区に新たにできたカフェ。

日和地区、青年部の皆さん


邑南町といえば「日本一の子育て村」と「A級グルメ」が有名ですが、今回はあえて地域密着の「地区別戦略」を取材。

子育て支援も手厚いのでその効果は大きいけれど、出身者に地道に地区からの手紙を送っていたり、地元の人たちが楽しんでいるから、外から来た人がすっと定着して…といったことがたくさん起きている。
それで着実に定住者増の数字を出しているのはすごいことだなと。

やってらっしゃることが多すぎて、記事にするのが難しい

阿須那地区に今年できたゲストハウス「mikke」。もとは月1回バーをやろうと地元で話していたところ、若い移住の女性が宿泊施設を運営するきっかけになった。


関連記事