神山町へ行ってきて
10月最後の週は、神山町で過ごしました。神山はうわさにたがわずすごい町でした。IT企業のサテライトオフィスができて云々の話で数年前に盛り上がりましたが、それとはまた違って、若い移住者の方々が、食や教育の取り組みを本格的に進め、それが実を結び始めている。
数日間の取材をもとにした神山町まわりの記事をこれから何本かアップする予定ですが、まずは1本目、「フードハブ・プロジェクト」の記事が公開になりました。
いま、食卓から「農の現場」が遠い。一方で、地球の裏側で生産された食べ物は簡単に食卓に並ぶ。そんな流通の外に出て、地域でつなぎ直そうとする試みです。
フードハブプロジェクトとは会社名ですが、農業を営み、就農者を育て、食堂、パン屋を運営。加工品の製造。生産から出口までをやっている。「食の自治力」って言葉が響いた取材でした。
「小さなものと小さなものをつなぐ(小規模生産の現場と食べるをつなぐ)」を行いつつ、東京のビルの社食(神山とほぼ同じ人口が働いているというビル。驚愕)の事業や、代々木に新店舗も…などの挑戦も同時に進んでいます。
「一度でも自分で刈った米を炊いて握ったことのある子どもは、理屈ではないところで「農」と「食」のつながりを体得することができる」「自分たちの食に関わる話。自分の家族は大丈夫か、仲間は、地域は?のリスクヘッジでもあります。“食の主権”をどう取り戻すか」
「食農」をテーマにしたNPOもこれからできる予定。それはそれで、また書けたらと思っています。取材にご協力いただいた方々、ありがとうございました。
『下北沢、線路と街』連載「これからのまちづくりの話をしよう」 https://note.com/senro_to_machi/n/n42bfe139c84f…
Yahoo! ニュースに転載 https://news.yahoo.co.jp/byline/kaikaori/20211215-00272688