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2021-12-02

先週は宮崎県美郷町へ

先週は宮崎県美郷町、若宮地区。

地元の人たちが地区の戦略をつくっている場に、今年何度か通わせていただいています。

「果たして、計画づくりに(もともとは)興味のない人たち含めて集まっても、コトはうまく進むんだろうか?」という疑問がありました。

すべてを見られているわけではないですが、これまでを見てきて感じるのは、計画づくりには興味があってもなくても、自分たちの暮らす地域に関心のない人は居ないんだなということです。

きっかけや枠組はよそ者がつくっているけれど、話し合いを仕切る側に自然と地元の人が立っている。もともと関係性の濃い面々が集まっている地域では話が盛り上がる。

プログラムが、ほんとうに手の込んだ地域密着の方法を取っていて。よその人がぱっと来てファシリテーションするだけではない、その地域にすでにあるもの、組織、人、コトなどをベースに、次の動きを組み立てていくというものになっています。

何といっても、役場の人の熱量や危機感が地元の人たちにも伝わっている感じを受けます。というより、もともと皆さんが暮らす中で感じているのかもしれない。ある地区では「住民全員に起きていることを知ってほしいから」と自主的に話し合いの場を設定されて50名近く集まったのだそう。

乱暴にいえば、必ずしも計画は「正しい」正解答でなくてもいいんだなということ。自分たちでつくっているかどうか。大まかに向かっている方向が共有できていること。よその人がファシリテーションやっているだけでは、これが生まれにくいのかもしれない。同じ町内でも地区によって温度差があるのだと思いますが。

個人的な所感です


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