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2022-01-07

日本一のうるしの産地。いま浄法寺で起きていること

「日本一のうるしの産地。いま浄法寺で起きていること」の記事が、集英社さんのサイトで公開になりました。

日本文化に「うるしは欠かせない」と言われる一方で、ウルシを掻く道具をつくれる職人さんがいなくなっている。何とかつなごうとする人たちの群像劇を描きたかったものです。

最後の一人と言われた野鍛冶歴65年の中畑さんと、その技を受け継ごうとする、鈴木康人さんの物語を主軸に。今回は加えて、浄法寺の滴生舎や、掻き子であり塗師の鈴木健司さんのこと、浄法寺うるしの歴史まで。

今回も、飯坂大さんの写真に助けられました。いつも心よく受け入れてくださるomotoのお二人、健司さん、中畑さんらにもお世話になりました。

いつもは限られた文字数で…の制約が先にくるのですが、今回は集英社の編集者東田さんが「まずはとにかく書きたいことを出し切る」ことを求めてくださり、長くなりました。まったく商業的ではない、こうしたテーマを書かせてくださってほんとにありがたいです。なかでも中畑さんのことを「もっと書き込め」と言ってもらえたのは嬉しかったことの一つ。

こうした鍛冶場が残っていることが奇跡のような「専門の道具を依頼しに、世界中からこの小さな鍛冶場をめがけて人が訪れる」場所です。

連載:ニッポン継ぎ人巡礼 第1回
「日本一のうるしの産地。いま浄法寺で起きていること」


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